Salesforce、AWSとの提携拡大を発表 Agentforce VoiceとAmazon Connect CustomerをA2Aで相互接続へ(2026年秋予定)
概要
SalesforceとAWSは2026年9月15日、提携拡大を発表しました。音声AIエージェント同士がAgent2Agent(A2A)で実時間にやり取りする「Agentforce Voice」と「Amazon Connect Customer」の相互接続を2026年秋に予定しているほか、Amazon QuickからMCP経由でSalesforceのデータを呼び出せる連携などは提供を開始しています。
何が起きたか
SalesforceとAWSは2026年9月15日、企業向けAIをめぐる提携拡大を発表しました。原文には「With Agent2Agent (A2A) support, Agentforce Voice and Amazon Connect Customer will communicate directly through real-time, bidirectional audio over WebSockets.」とあり、SalesforceのAgentforce VoiceとAWSのAmazon Connect CustomerがA2Aプロトコルを使い、WebSocket経由の双方向リアルタイム音声で直接やり取りできるようにすると説明しています。提供時期は他機能と分けて「Agentforce Voice with Amazon Connect Customer – multi-agent orchestration with Agent2Agent (A2A) support: Fall 2026」と明記されており、2026年秋の予定です。あわせて発表されたAmazon Quickとの連携は「Built on the Model Context Protocol (MCP) open standard, Salesforce's headless architecture allows Quick and Salesforce to interoperate natively.」とあり、MCPを基盤にSalesforceのデータや機能をAmazon Quickから呼び出せるようにするもので、こちらは「Available now」として提供中としています。
選定にとっての意味
Salesforce(Agentforce Voice)とAWS(Amazon Connect Customer)は、顧客対応向けの音声AIエージェント基盤としてそれぞれ選ばれうる立場にあります。その2つを直接A2Aで相互接続する計画は、複数ベンダーの音声AIエージェントを組み合わせて使う運用が現実的な選択肢になりうることを具体的に示しており、単独ベンダーへの囲い込みを避けたい導入検討者にとって選定の前提を変えうる情報です。ただし現時点ではまだ2026年秋の予定段階である点に注意が必要です。
見るべき点
2026年秋の提供開始が計画どおり進むか、Amazon Connect Customer側が2026年9月22日に発表したA2A対応の一般提供と、このSalesforce向け連携がどうつながるかが観測点です。