Salesforce、社内データをどのAIインターフェースにも開放する新基盤「AIforce」を発表

発表 掲載 Salesforce, Inc.

概要

Salesforce はDreamforceにて、社内のデータ・業務ロジック・権限管理などをClaudeやSlack、Lightningなど任意のAIインターフェースから利用できるようにする新基盤「AIforce」を発表しました。MCPサーバーやAPI、プラグインなどを備えた「Headless Toolkit」という開放的な構成を採っているとしています。

何が起きたか

Salesforce は2026年9月15日、Dreamforceにて AIforce を発表しました。原文には「Today at Dreamforce, Salesforce...is unveiling AIforce, a live interface layer that brings the full power of Salesforce to wherever people and agents work.」とあります。AIforceは、Salesforce内のデータ・ワークフロー・ビジネスロジック・権限・セキュリティ・ガバナンスを、固定のUIを介さずに任意のAIインターフェースへ持ち込む仕組みで、「Headless Toolkit」としてMCPサーバー・API・プラグイン・スキル・開発者ツールを提供するとしています。提供状況としては、Claude上でSalesforceを使う「Salesforce in Claude」(Claudeforce)はベータ版として全顧客が利用可能、「Agentforce Coworker」は既存顧客がボタン一つで有効化でき、Slack向けの「Slackforce」も新たに提供するとしています。

選定にとっての意味

Salesforce は8月26日にAnthropicとの提携拡大「Claudeforce」を、9月11日には業務別のジョブ特化型AIエージェント群を発表しており、AIforceはその裏側にあるデータ開放の仕組みを正式に名付けたものです。顧客対応の選定検討では、CaseyやFinのようなAgentforce上のエージェントだけでなく、ClaudeやCopilotなど外部のAIアシスタントからも同じCRMデータや権限設定にMCP経由でアクセスできるかどうかが、システム間の連携コストや将来の乗り換えやすさを左右します。自社のデータを外部エージェントにどこまで開くかという方向で、GenesysやZendeskのMCP対応と比較する軸が増えたことになります。

見るべき点

Claude や Copilot など外部エージェント経由のアクセスにどのようなガバナンス・権限制御が適用されるか、また顧客対応向けのAgentforce上のエージェント自体がAIforceの仕組みをどこまで利用するようになるかを注視します。