NiCE、独AOK PLUSがNiCE CognigyとCXoneを統合した基盤で本番稼働したと発表

発表 掲載 NiCE

概要

NiCEが2026年9月8日、ドイツの公的医療保険AOK PLUSが、買収済みのNiCE CognigyとCXoneを統合した基盤で本番稼働を開始したと発表しました。年間500万件超の会員対応をカバーし、通話応答率は95%を超えるとしています。

何が起きたか

NiCEは2026年9月8日付のプレスリリースで、ドイツの公的医療保険AOK PLUSが「NiCE Cognigy」と「CXone」を統合した基盤で本番稼働したと発表しています。原文には「NiCE (Nasdaq: NICE) today announced that AOK PLUS is now live on NiCE Cognigy and CXone, making it one of the first customers to bring AI agents and member service operations together on NiCE's unified CX AI platform.」とあります。AOK PLUSは2025年にNiCE CognigyでAI音声セルフサービスを先行導入しており、今回CXoneを組み合わせることで、2,400人の従業員と120のスキルに基づく振り分けを含む会員対応全体を1つの基盤で運用するとしています。年間500万件超の会員対応をカバーし、通話応答率は95%を超え、1,400件の電話番号を無停止で移行したとしています。ドイツの主権クラウド要件に対応するため、NiCEのEU Sovereign Cloud上に構築しているとしています。

選定にとっての意味

NiCEは2025年にCognigyを買収していますが、買収した会話AI基盤が既存のCXoneとどこまで実際に統合され、大規模な既存顧客で稼働するかは、買収発表の時点ではわかりません。今回、買収後の統合基盤が500万件超の年間対応・95%超の応答率という具体的な実績とともに本番稼働した事例として示されたことは、会話AIベンダーの買収・統合が「発表」で終わらず実運用に至るまでの期間の目安として、他の買収案件を評価する際の参考になります。

見るべき点

NiCE CognigyとCXoneの統合基盤が他の既存CXone顧客にも同様の形で展開されるか、EU Sovereign Cloud以外のリージョンでも同水準の統合が提供されるかが観測点です。