Genesys、Agentic Virtual Agentを強化——Salesforce・ServiceNowとのA2A連携はFY27第4四半期に一般提供予定
概要
Genesysが、Xperience 2026にあわせてAgentic Virtual Agentの強化を発表しました。新しい音声・推論モデルや開発ツール、Deepgramとの連携は提供済みで、ElevenLabsとの連携は会計年度第3四半期(2026年8月〜10月)を予定しています。Salesforce AgentforceやServiceNowと連携するAgent2Agent(A2A)の相互運用性は、会計年度第4四半期(2026年11月〜2027年1月)の一般提供を見込むとしています。
何が起きたか
Genesysは、Agentic Virtual Agentの強化を発表しました。新しい音声・推論モデル「Scaled Cognition APT-2」、新しい開発ツール、Deepgramとの連携は「今すぐ利用できる」として提供済みとしています。ElevenLabsとの連携は、Genesysの会計年度で第3四半期にあたる2026年8月〜10月に一般提供を予定しています。あわせて、Salesforce AgentforceやServiceNowといった他社のAIエージェントと安全に連携・調整できるAgent2Agent(A2A)の相互運用性にも触れていますが、こちらは音声機能の強化やAI支援によるオーサリング機能とともに「第4四半期に一般提供が見込まれる」機能として挙げられています。Genesysの会計年度の第4四半期は2026年11月〜2027年1月にあたり、発表時点ではA2A連携はまだ提供されていません。
選定にとっての意味
GenesysはMCPとA2Aへのネイティブ対応を2025年9月に発表しており、当サイトはこれをMCP・A2A対応の先行事例として取り上げてきました。今回の発表は、MCPを介した外部ツールとの接続範囲が広がっている一方、Salesforce AgentforceやServiceNowと名指しで連携するA2Aの相互運用性は、今回もなお「一般提供の見込み」の段階にとどまっていることを示しています。A2A対応を謳う発表を見るときは、対応の表明そのものと、実際に名指しされた相手先と繋がる時期を分けて確認する必要があることを、この事例は改めて示しています。
見るべき点
A2Aの相互運用性が実際に2026年11月〜2027年1月の見込みどおりに一般提供されるか、Salesforce AgentforceとServiceNow以外の相手先にも広がるかが観測点になります。ElevenLabs連携の一般提供時期も含め、予定として示された時期が実際に守られるかを追う必要があります。