Ada、顧客企業が運用するMCPサーバーに接続してツールを呼び出す「MCP tools」を追加
概要
Adaが公式ドキュメントのリリースノートで、企業が自社で運用するMCPサーバーにURLで接続し、そこが公開するツールをAIエージェントが会話中に呼び出せる「MCP tools」を追加したと記載しました。Ada自身をMCPサーバーとして外部に公開する機能とは逆方向の対応です。
何が起きたか
Ada は公式ドキュメントのリリースノートに2026年8月26日付で「MCP tools: connect your own MCP servers」を追加したと記載しました。原文には「MCP tools let an AI Agent use tools that already live on an MCP server your company runs. Connect the server by URL, and every tool it exposes is discovered.」とあり、企業が自社で運用するMCPサーバーにURLで接続すると、そのサーバーが公開するツールが自動的に検出される仕組みです。検出されたツールは既定で無効になっており、管理画面で有効化したものだけをAIエージェントが会話中に呼び出し、データの照会や更新を行えます。ツールごとに、全社共通のアカウントとして動作させるか、利用者本人のログイン情報でアクセスさせるかを選べ、対応チャネルは Ada Web Chat・Twilio SMS・Twilio WhatsApp・Ada Instagram としています。一般提供やベータといった段階の明示的な表記はありません。
選定にとっての意味
Adaはこれまで、自社のMCPサーバーを外部のAIアシスタントに公開する(Adaが呼ばれる側になる)方向の対応を2026年1月に発表しており、今回追加された「MCP tools」はその逆方向にあたる、Ada自身が外部のMCPサーバーに接続してツールを呼び出す(Adaが呼ぶ側になる)機能です。当サイトはMCP対応を「外部ツールを呼べるか」と「自社データを外部に開くか」の両方向で見ていますが、Adaは今回で両方向に対応したことになります。社内の在庫・注文・CRMなど既存システムをAIエージェントに接続する際、個別のカスタム連携開発をどこまで省けるかという選定軸に直接関わる変化です。
見るべき点
対応チャネルが Ada Web Chat・Twilio SMS・Twilio WhatsApp・Ada Instagram に限られており、他のチャネルに広がるかが確認点です。ツールの認証方式(全社共通アカウントか利用者本人のログインか)がチャネルごとにどこまで組み合わせられるか、公式に一般提供やベータの区別が明示されるかも注視したいところです。